エレメントの交換・洗浄方法

Maintenance Element
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エレメントの交換方法

現在ご使用中の型式を確認の上、ご覧ください。

エレメント交換方法 型式

上抜きタイプ

UL型、UM型、UH型、LCN型 *1、TL型 *1、TR型 *1、TRF型 *1、TSF型 *1、TRF型 *1、VN型 *1

下抜きタイプ

351型、3501型、3502型、SH型、TM型

マニホールドタイプ

4201型、GC型、GF型、GM型、MVF型 *1

横抜きタイプ

ISH型、STU型

センターロッドタイプ

LN型、LND型、AK型 *1

切換タイプ

BCS型 *1、BCV型、BDV型、BOS型 *1、COS型 *1

カートリッジタイプ

107型、CF型、CS型、FP-400Z型
※1:交換方法について、本ページの説明と一部異なるところがございます。詳しくは、製品情報ダウンロードから対象の型式をご選択いただき、“取扱説明書”を入手の上でご確認ください。

上抜きタイプ

  • 準備

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    油圧装置を止め、フィルタの圧力が[0]になったことを確認した後、ドレンプラグを外し、本体内の油を完全に抜いてください。
  • 分解

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    蓋を締め付けているボルトを外し、蓋を左右に回しながら上部に抜きますと、飲口とエレメントが一体になって取り出せます。
  • 交換部品の確認

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    金網式エレメント及びノッチワイヤ式エレメントは洗浄再使用が可能ですが、ろ紙エレメントは新品を用意して下さい。(写真はろ紙エレメント)
    エレメント交換用シール材セット(SP)も用意して下さい。
  • エレメントの交換

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    飲口から使用済みエレメントを取外し、新品(若しくは洗浄済み)エレメントを取付けて下さい。
    エレメント交換用シール材についても、ご使用していたシール材を取外し新品に交換して下さい。
  • 再組立、確認

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    分解と逆の手順で組立を行なって下さい。その際、蓋に表示されている流体の流れ方向が合っていることを必ず確認して下さい。
    蓋部ボルト及びドレンプラグは規定トルクで閉めてください。

下抜きタイプ

  • 準備

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    油圧装置を止め、フィルタの圧力が[0]になったことを確認した後、ドレンプラグを外し、本体内の油を完全に抜いてください。
  • 分解

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    下部カバーの二面取座にスパナをかけてカバーを回し緩めてください。
  • 分解2

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    軽く回せるようになりましたら手で回して下部カバーを下方に抜いてください。
    高圧フィルタの場合、ケースの重量に注意して作業してください。
  • 分解3

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    エレメントを下方に抜きますとエレメントが外れます。
  • 交換部品の確認

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    金網式エレメント及びノッチワイヤ式エレメントは洗浄再使用が可能ですが、ろ紙エレメントは新品を用意して下さい。(写真はろ紙エレメント)
    エレメント交換用シール材(SP)も用意して下さい。
  • 再組立、確認

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    分解と逆の手順で組立を行なって下さい。
    ドレンプラグは規定の締め付けトルクにて閉めてください。

マニホールドタイプ

  • 準備

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    油圧装置を止め、フィルタの圧力が[0]になったことを確認した後、エア抜きプラグを緩めドレンプラグを外し、本体内の油を完全に抜いてください。
    *フィルタ本体にドレンプラグが無いシリーズはマニホールドブロック側のドレンを行ってください
  • 分解1

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    蓋上部にスパナをかけてカバーを回し緩めて外してください。
  • 分解2

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    エレメントを上方に引き上げてください。
  • 交換部品の確認

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    金網式エレメント及びノッチワイヤ式エレメントは洗浄再使用が可能ですが、ろ紙エレメントは新品を用意して下さい。(写真はろ紙エレメント)
    エレメント交換用シール材(SP)も用意して下さい。
  • 再組立、確認

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    分解と逆の手順で組立を行なって下さい。

横抜きタイプ

  • 準備

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    油圧装置を止め、フィルタの圧力が[0]になったことを確認した後、ドレンプラグを外し、本体内の油を完全に抜いてください。
  • 分解1

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    カバーを締付けているボルトを外し、カバーを横に抜いて下さい。
  • 分解2

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    エレメントをケースから外して下さい。
  • 交換部品の確認

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    エレメントは金網式ですので洗浄再使用が可能ですが、有害な傷がある場合や洗浄効果が無い場合は新品を用意して下さい。
    エレメント交換用シール材(SP)も用意して下さい。
  • 再組立、確認

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    分解と逆の手順で組立を行なって下さい。

センターロッドタイプ

  • 準備

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    油圧装置を止め、フィルタの圧力が[0]になったことを確認した後、ドレンプラグを外し、本体内の油を完全に抜いてください。
  • 分解1

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    ナットを外しケースを下方に抜いて下さい。
  • 分解2

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    エレメントを固定している丸ナット、座金、パッキンを外しエレメントを下方に抜いて下さい。
  • 交換部品の確認

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    金網式エレメント及びノッチワイヤ式エレメントは洗浄再使用が可能ですが、ろ紙エレメントは新品を用意して下さい。(写真はろ紙エレメント)
    エレメント交換用シール材(SP)も用意して下さい。
  • 再組立、確認

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    分解と逆の手順で組立を行なって下さい。

切換タイプ

  • 準備

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    油圧装置を止め、フィルタの圧力が[0]になったことを確認した後、ドレンバルブを緩め、本体内の油を完全に抜いてください。
    運転中でも交換可能ですが、その際は切換バルブが反対側に切換えてあることを確認してから作業を行ってください。(写真は運転停止の例のため交換側にバルブがあります)
  • 分解1

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    センターロッドを外してください。
  • 分解2

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    ケースを取り外してください。
  • 分解3

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    エレメントを外してください。
  • 交換部品の確認

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    金網式エレメント及びノッチワイヤ式エレメントは洗浄再使用が可能ですが、ろ紙エレメントは新品を用意して下さい。
    エレメント交換用シール材(SP)も用意して下さい。
    *SPシールキットはエレメント1個分です。 2本とも交換する際は2式用意してください。
  • 再組立、確認

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    分解と逆の手順で組立を行なって下さい。

カートリッジタイプ

  • 取外し

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    油圧装置を止め、フィルタの圧力が[0]になったことを確認してからカートリッジを回し緩めて下さい。
    カートリッジレンチ又はベルトレンチを使用する場合は本体に近い場所にレンチをかけて緩めて下さい。
  • 取外し

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    カートリッジ内には油が入っていますので重量に注意して下方に抜いて下さい。
  • 交換部品の確認

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    新品のカートリッジを用意して下さい。使用済みのカートリッジは再生出来ません。
  • 組立て1

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    新品のカートリッジのパッキン面と本体取付け面にオイル又はグリスを塗ってください。
  • 組立て2

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    新品のカートリッジを手で回し付けカートリッジレンチなどを用いて規定トルク値で閉めてください。

エレメントの洗浄方法

金網・ノッチワイヤ式エレメントの洗浄方法

汚れたエレメントは軽質油(灯油、軽油等)を用いて、下記のような方法で洗浄してください。
※洗浄可能なエレメントは金網やノッチワイヤ式のみです。ろ紙タイプは洗浄でなく、交換してください。

40メッシュ~40μmエレメントの場合

  • 1.軽質油に浸して、上下左右にふり洗いします。

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  • 2.エレメントの目に沿って刷毛で擦り、汚れを落とします。

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  • 3.エア-スプレ-で汚れを落とします。

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  • 4.よくすすぎ洗いをします。

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  • 5.エア-スプレ-で乾燥させます。

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40μmよりも細かいエレメントの場合

40μmより目の細かい金網式エレメントは、上記洗浄方法で表面の汚れをあらかた落とした後、超音波洗浄を必ず実施してください。
エレメントは、上下交互に振動子側に置きます。洗浄時間は超音波洗浄器の能力、エレメントの汚れ具合によって異なるため一概に決められませんが、少なくとも交互に各1時間の洗浄を実施してください。

弊社でのエレメント洗浄サービス対応一覧

弊社でも、エレメントの超音波洗浄サービスを承っております。
一部対応不可製品もございますので、下記対応表をご確認の上、お気軽にこちらよりお問い合わせください。

可(超音波) 超音波洗浄サービス対応可能です。
不可 サイズ的な問題により、弊社での超音波サービスは対応不可です。
交換 洗浄ではなく新品に交換してください。
軽質油 弊社でも洗浄は対応可能ですが、コスト面を考慮すると、お客様自身での「軽質油洗浄」を推奨いたします。
洗浄方法については上記イラスト付き説明をご参照ください。
型式 対象エレメント_ろ過精度
ろ紙
(Cろ紙含む)
金網(SUS) ノッチワイヤー
5UW
10UW
20UW
40UW
50UW
60W
100W
150W
200W
60K~50UK
3501、3502 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油
351、352 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油
4201 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油
AK 軽質油
AP 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油 軽質油
BCS-08~24 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油 軽質油
BCS-28~48 交換 不可 軽質油 軽質油 軽質油
BCV 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油 軽質油
BDV 軽質油
BOS 軽質油
CFK 軽質油
COS-04~24 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油 軽質油
COS-28、32 交換 不可 軽質油 軽質油 軽質油
F-913(CF) 交換
GC 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油
GF-03、06 交換 不可 軽質油 軽質油
GF-08 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油
GM 交換 不可 軽質油 軽質油
ISH 軽質油
J-1921、1330(107) 交換
L-913(CL) 交換
LCN 交換
LN 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油 軽質油
LND 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油 軽質油
LU 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油
MVF 交換 不可 軽質油 軽質油
N-1318(105) 交換
S-810(CS) 交換
SC 交換 不可 軽質油 軽質油
SH 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油
STU 軽質油
TL-40~100 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油
TL-150、200 交換 不可 軽質油 軽質油
TM 交換 不可 軽質油 軽質油
TR 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油
TRF 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油
TSF 軽質油
UL、UM、UH 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油 軽質油
UR 交換 可(超音波) 軽質油 軽質油
VM 軽質油
VN 軽質油

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