ファインバブル(マイクロバブル、ウルトラファインバブル)発生器HELIX NOZZLEでは、ノズルに水圧をかけることで内部に負圧が発生し空気を自吸します。自吸した空気は、内部構造で粉砕され微細な気泡を生成し、噴射されます。
ファインバブル発生器HELIX NOZZLEの特徴でもある高い自吸能力(最大100%)は、大量の気体を旋回流で混合させ、ファインバブル(マイクロバブル、ウルトラファインバブル)を含んだ強い噴射力を生みだします。
(特許第6169749号 )
ファインバブルは、気泡サイズによりマイクロバブル(MB)とウルトラファインバブル(UFB)の2種類に分けられ、それぞれ異なる特性を持つことがわかっています。
マイクロバブルの存在する水は白濁したように見えますが、ウルトラファインバブルは非常に小さいため肉眼では存在を確認することが出来ません。
マイクロバブル領域(1~100μm)での気泡分布測定の結果では、16~20μmを中心としたバブルの存在を確認することが出来ます。
TH-03 × 3(3連ノズル)での実演。吸気量を 大 → 小 に徐々に調整します。
ファインバブル産業会によるファインバブル技術紹介映像です。
ファインバブルは、一般的なバブリング洗浄で用いられる気泡と比較して格段に微細(100μm未満)であるので、液内の気液界面が大きくなり、汚れを効率よく吸着・分離する事ができます。
当社HELIX NOZZLEは、浸漬槽の中で発生させたファインバブルを強力な噴射力と旋回流でワークに当てる事ができ、強い洗浄力を発揮します。
気泡自体が微細である事で複雑な形状の細部にまで届き、効果を発F揮します。
ファインバブルの微細な気泡が小さな隙間にも入り込んで、油分などで密着した部品を分離させる効果もあります。
金属部品のプレス後の洗浄工程で、これまで洗浄液による超音波洗浄+手作業による脱脂作業でかなりの時間が掛かっていました。
当社HELIX NOZZLEを導入いただく事で、プレス部品ごとの貼り付きが劇的に改善され、作業時間も大幅に短縮されました。
当社HELIX NOZZLEは、ノズルタイプのファインバブル発生器のため、洗浄機等に取り付ける事で簡単かつ低コストにファインバブルを利用する事ができます。
既存設備への取り付けが可能
ファインバブルを洗浄に活用する事で、下記の様な効果が期待されます。
場内洗浄設備への利用
ファインバブルは、一般的な洗浄で用いられる気泡と比較して格段に微細(100μm未満)であり、汚れに効率よく吸着・分離する事ができます。
加えて、気泡自体が微細である事で複雑な形状でも細部にまで効果が及びます。
当社HELIX NOZZLEは、浸漬槽の中で発生させたファインバブルを強力な噴射力でワークに当てる事で強い洗浄力を発揮します。
試験用血液を塗った医療器具を当社HELIX NOZZLEで洗浄しATP測定をしたところ32RLUとなり、超音波洗浄を導入している従来工程の洗浄基準をクリアする数値で、ファインバブルの洗浄効果が見られました。
ファインバブルを研削盤クーラント液に使用する事で、環境改善や生産性向上など様々な効果を引き出す事ができます。
油分など汚れの原因物質を吸着浮上させ、配管やタンク内を清浄に保つ作用として働きます。また、臭いの元となる嫌気性細菌の繁殖を抑え、臭気改善に寄与します。
研削加工により発生する研削粉が引き起こすといしの目詰りを弱める作用が働く事で、研削比や面品位を改善したり、といしのドレスインターバルを延ばす効果などが期待できます。
遠心分離セパレータにかかる非磁性金属スラッジの回収効率を高めます。また、タンク内に溜まったスラッジを浮上分離させます。
研削盤のクーラント液タンクに当社ファインバブル発生技術を活用したファインバブル発生装置を設置。
当社ファインバブル発生技術を活用した研削盤用ファインバブル発生装置「FINE GO」を
住友重機械ファインテック株式会社様より発売しています。
研削盤のクーラントタンクに吸入・吐出ホースを設置するだけでファインバブルを発生させる事ができます。
ファインバブルは養殖において溶存酸素濃度の上昇、生理活性の向上、水質改善などの効果がある事が知られ、数々の事業者で活用され始めています。
当社HELIX NOZZLEはノズルタイプのため、簡単な設備で安価に効率よくファインバブルを発生させる事ができるため、養殖にも適しています。